Summer Truffle

5月もそろそろ終わりに近づいてきました。今月初めから我が家にはイタリア、ウンブリア産のサマー・トリュフが続々と届いています。サマー・トリュフは、冬の黒トリュフや白トリュフに比べると(そして春トリュフと比べても)、その香りは弱いのですが、なんと言っても手頃なお値段が魅力。この日の我が家のディナー、メインディッシュは僕の特製『トリュフとケープ・グリム牛のカルパッチョ』です。ケープ・グリム牛は、牛の本来の餌である牧草で育てられた素晴らしい牛肉です。今回は旨味たっぷり赤身肉でカルパッチョを作りました。イタリアから空輸で東京に届いたばかりのサマー・トリュフをたっぷりとトッピング。贅沢なカルパッチョに仕上げました。牛肉のカルパッチョといえば、やはりトリュフが相性抜群ですよね。特にサマー・トリュフは手頃な値段なので、惜しみなく使いましょう。さらにスイスのハードチーズ「スプリンツ」もトッピングしました。スプリンツは、パルミジャーノ・レッジャーノよりも穏やかな味わいでサマー・トリュフと調和するので、牛カルパッチョにはスプリンツがおすすめです。ちなみにスプリンツは、スイスのパルミジャーノ・レッジャーノと例えられていて、ヨーロッパ最古のハードチーズの一つなんですよ。3年ほど熟成されたものはとても硬いので、専用のスライサーを使わなくてはならないほどです。こんな美味しい牛肉のカルパッチョ、きっとみんな食べた事ないだろうなあ👍僕はトリュフが大好きなので、フレッシュなトリュフはトスカーナの名門トリュフ商、サヴィーニ・タルトゥーフィの東京のお店で購入することが多いです。今日紹介したサマートリュフはもちろん、秋冬の黒トリュフや白トリュフ、春トリュフ(ビアンケット)などが計り売りされていて、香りを嗅ぎなから選ぶことができますよ。By 管野滋樹 Shigeki kanno / Opera Singer

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