Supplì / スップリ

まだ5月下旬なのにここ数日、東京は真夏のような暑い日が続いています。幸い空気はカラッとしているので、イタリアの夏みたいで快適!マルシェにはアーティチョークや花ズッキーニなど今が旬の野菜も登場。料理を作るのがとても楽しいシーズンです。今日はこれらイタリア野菜を使ったローマの代表的な料理をいくつか紹介しましょう。
まずはアーティチョーク。芸術作品のような美しい姿でしょ?一年に2度ある旬ですが、春から初夏にかけてのアーティチョークの方が、秋よりも断然力強い味わいだと思います。 日本でもおなじみの野菜になりつつあります。でもまだ高級野菜としてのイメージが強いですよね。
参考までにローマでは(メルカート・トリオンファーレで撮影。2017年3月)、このように1本0.50€ / 日本円で60円程度なのでとても庶民的な野菜。10本まとめて買うと値引きしてくれたりするので、かなりお買い得に!10本20本とたくさん買って鍋にぎゅうぎゅう詰めにして料理します。日本でこんな事していたら大変!ところで下準備がちょっと大変なアーティチョーク(慣れればどーってことないんですが)。ラバーゼ La base のピーリングナイフがあるとアーティチョークの下準備がとても楽に行うことができますよ。一般的なピーラーよりも多彩な作業ができるのでとても使いやすいです。ジャガイモの様な球状の野菜の皮剥きや、セロリの筋取りなどにも大活躍します。
僕の特製『カルチョーフィのローマ風 Carciofi alla romana 』です。カルチョーフィはイタリア語で、アーティチョークの意味です。カルチョーフィ料理と言えばまずこのローマ風でしょう。メントゥッチャやニンニクのみじん切り、アンチョビなどをフィリングとしてカルチョーフィの真ん中に詰め、30分ほど蒸し煮にします。この料理は温かくても冷たくてもとても美味しい!この様な伝統的な料理は見た目の派手さはないけど、食べ飽きることがない美味しさが魅力です。もちろん付け合わせとしても素晴らしい料理だよ。ローマ万歳!
こちらは僕の特製『スップリ・アル・テレーフォノ Supplì al telefono 』です。通常は略してスップリと呼ばれます。ローマの代表的なアンティパスト。ライスコロッケね。軽食としても大人気ですよ。料理名の由来、一説にはスップリを手で半分に割るとモッツァレラがトロリと伸びて糸を引き、旧式の電話の受話器の様だから。いずれにせよ、とても美味しい!6個ぐらいは僕はペロリと平らげちゃいます。でもあらかじめラグーのリゾットを作っておいてバットで冷ましておかなくてはいけないので、けっこう作るのが大変な料理なんです。だからといって手を抜いてはいけんですが…(笑)!
花ズッキーニの季節がやって来ました。この野菜が出回ると、そろそろ夏が近づいてきたって感じですよね。ローマ郊外の田舎の家でヴァカンスを過ごした時は、毎日の様に花ズッキーニのフリットを作ってアンティパストにしていました。ほんと嫌になるくらい(笑)花ズッキーニは僕の夏の思い出と共にあります。
僕の特製『花ズッキーニのフリット、モッツァレッラとアンチョビ詰め Fiori di zucchina ripieni con mozzarella ed acciughe 』だよ〜。揚げたてを食べましょう。熱々で超美味!みんなも食べたいでしょ?

By 管野滋樹
Shigeki Kanno / Opera Singer

Galleria Borghese

ローマの北側、ピンチョの丘。この一帯に広がる緑豊かな公園が、ローマ随一の広さを誇るボルゲーゼ庭園です。この丘に17世紀初め、ローマ教皇パウルス五世の甥で枢機卿だったシピオーネ・ボルゲーゼが贅を尽くしたヴィッラを造りました。これが現在のボルゲーゼ美術館のはじまりです。
広大なボルゲーゼ庭園には、この様な松の林が広がっているエリアがあります。ローマの松は、日本の松とはかなり樹形が異なってとても美しいので、僕は大好きです。なんて素晴しい!ランニングを楽しむ人たちも多く見かけます。僕もローマ滞在中は必ずボルゲーゼ庭園でランニングをしていますよ。ちなみにこんな感じ、カッコ良いでしょ!?(笑)
さてボルゲーゼ美術館 Galleria Borghese 入場には、ウッフィッツィ美術館などと同様、あらかじめインターネットで予約しておく必要があります。
チケットオフィスにて。毎週水曜日の17:00から閉館までの2時間は特別割引き料金10ユーロなので、今回僕はこの時間帯で予約してみました。
カラヴァッジョ作「果物籠と青年」と共に。芸術家の才能を見抜く鋭い目を持っていたシピオーネですが、カラヴァッジョも彼によって見いだされた天才画家の1人です。ちなみにボルゲーゼ美術館には、5作品ものカラヴァッジョの傑作が所蔵されてるんですよ。
カラヴァッジョ最晩年(ナポリで描かれた)の作品「ゴリアテの首を持つダヴィデ」と共に。ゴリアテもカラヴァッジョの自画像とされていますが、憂いに溢れるダヴィデの顔もカラヴァッジョ青年期の自画像と伝えられています。
同じくカラヴァッジョ作「パラフレニエーリの聖母」。この作品は教皇の馬丁、パラフレニエーリから依頼されたもので、サン・ピエトロ大聖堂の礼拝堂の1つに飾られていたもの。しかしながら聖母子の傍らに立つ老婆(実は聖アンナ)があまりにも醜く描かれているという理由から、数日間飾られただけで撤去されてしまいました。シピオーネはこの作品を高く評価。後にこの作品を自分のコレクションに加えることになったという事です。ボルゲーゼ美術館は「プライベート・コレクションの女王」と称されるにふさわい美術館ではありますが、一方シピオーネが強引に我がものにした作品も少なからずあるようです。たとえばラッファエッロ作「キリストの埋葬」は夜陰に紛れ強奪、ローマに運ばせたとの事!まさに富と権力を駆使して美術品を集めた「美に取り憑かれた枢機卿」といえましょう。
ボルゲーゼ美術館の至宝、ベルニーニ作「プロセルピナの略奪」。
ベルニーニの自画像(写真右と真ん中)。青年期と熟年期の2作品が並べられ展示されているので、興味深く鑑賞することが出来ました。
見事な天井画や壁のレリーフも圧巻!

By 管野滋樹
Shigeki Kanno / Opera Singer

Ristorante Frescobaldi

フィレンツェ滞在中、もう1つの楽しみと言えばやはりトスカーナ料理を味わうこと!
リストランテ FRESCOBALDI フレスコバルディでディナー。こちらのレストランはシニョリーア広場から目と鼻の先のところにあるのに、この様にとても落ち着いた、雰囲気抜群のレストランなのです。
この日のメインディッシュはビステッカ・アッラ・フィオレンティーナを堪能。2人分で1.3kgほどの牛肉 I.G.P.を炭火で焼いてくれます。もちろん給仕人がテーブルのわきで切り分けてサービスしてくれますよ。フレスコバルディ自慢のラウデミオ・オリーブオイルをたっぷりかけでいただきます。久しぶりのビステッカ・フィオレンティーナ!超美味なのでペロリと平らげました。
さすがはフレスコバルディ、どのワインも素晴らしく美味しい!こちらはニポッザーノ・リゼルヴァ・キャンティ・ルーフィナ2013です。フレスコバルディが世界に誇る彼らの象徴的なワインね。日本にも輸出されていますが、地元フィレンツェで味わうニポッザーノは格別美味しく感じられました。ブルネッロも素晴しいし、フィレンツェ近郊、ポミーノの畑の葡萄(シャルドネ)で醸造される白ワインやレオニア・ポミーノ・ブリュット(スプマンテ)も超エレガントな味わいなのでおすすめ。店内はイタリア人はもちろん、外国人の美食家たちが訪れていてエレガントな雰囲気。僕のお気に入りレストランでもあります

あっ、そうそう。久しぶりにウッフィッツィ美術館に来ました。こちらのテラスから眺めるフィレンツェの景色が大好きです。ヴェッキオ宮もドゥオーモもジョットの鐘楼も、フィレンツェの丘々も、手を伸ばせばすぐとどきそうだから。
ウッフィツィにあるピエロ・デッラ・フランチェスカ作『ウルビーノ公夫妻の肖像』です。古代のメダルの様な横顔スタイル。背景にはモンテフェルトロの領地が広がっています。窓の薄いカーテン越しには現実のフィレンツェの街が広がって、素晴らしい効果が生まれていると思います。
カラヴァッジョの「バッカス」と共に。
ウッフィッツ美術館所蔵の作品で、日本人に一番知られているのはおそらくこちら、ボッティチェッリ作「プリマヴェーラ(春)」ではないでしょうか??
回廊の窓から、ポンテ・ヴェッキオとアルノ川の眺め!

By 管野滋樹
Shigeki Kanno / Opera Singer

フィレンツェを走る

フィレンツェの春は美しい!さすが花の都といわれるだけあるね。
日中は汗ばむほどの暖かさでも、朝方はまだ肌寒い日もあり1日の寒暖の差がとても大きいです。この日は着替えるのが面倒で、ランニングウェアの上にコートを引っ掛けて出てきたのですが、これが意外にもみんなに大好評。
新緑を楽しみながらのランニングは最高に良い気分です。ちなみに僕の写真が、フィレンツェの最高級ホテル The Westin Excelsior のFacebookでも紹介されました。アルノ川沿いをランニング、とても絵になってるでしょ?!こちらのホテルは、ジムも素晴らしいです。
アルノ川沿いではこんな感じに多くのランナーに出会えますよ〜。Ciao!

この日はフィレンツェの南から北へ向かってランニングしました。アルノ川に架かる美しいサンタ・トリニタ橋。いつもこの橋にさしかかると、感動で胸が一杯になる。この先がトルナブォーニ通り。ホテル・エルヴェティア&ブリストルまであと一息だよ〜。 ポンテ・ヴェッキオ近くで、偶然にも豪華に咲き誇る見事な藤の花に出会えました!
美しいサンタ・クローチェ聖堂!ミケランジェロやガリレオ、そしてロッシーニといったイタリアの偉人たちが、この教会に眠っていることでも知られています。

By 管野滋樹
Shigeki Kanno / Opera Singer

ホテル エルヴェティア&ブリストル

1年半ぶりにフィレンツェに来ました。このトスカーナ地方の美しい古都は、今まで数え切れないほど訪れ、実際に住んだこともありますが、何度来ても感動的な僕の大好きな町です!さて、今日は今回のフィレンツェ滞在のために僕が選んだホテル・エルヴェティア&ブリストル Helvetia e Bristol を紹介しましょう。
チェックインを済ませホテルのスタッフに案内されたのは、落ち着いた内装と広々としたスペースの素晴しいスイートルーム(大理石作りのバスルームも広めで、ジェットバス付き)。ちなみに部屋の鍵は現在主流となっているカード式ではなく、鍵穴に入れて開錠するタイプです(ハート形をした真鍮製の重厚なキーリング)。この鍵のスタイル1つとっても、イタリアの伝統的なホテルの雰囲気が感じられ実に僕好みです。18時頃になると客室係がターンダウン・サービス(就寝準備のサービス)に来ます。ベッドカバーが外され、バスルームを整え、カーテンが閉められ、ベッドサイドには白いリネンのマットが敷かれるなどしてくれるので、最高の眠りにつくことができますよ!
ホテル(5つ星)はフィレンツェの中心、優雅なブランドショップや宝石店が建ち並ぶトルナブォーニ通りそばにあり最高の立地。どこに行くのにもとても便利です。客室数は52室と意外に少ないので、とてもエレガントで落ち着いた雰囲気!
天井のシャンデリア、夜になるとこんな感じです。
旧式の美しいエレベーターとレセプション付近。外出するときは毎回鍵をレセプションに預けなければいけませんが、そのつどスタッフのみなさん何か困ったことはないかと尋ねてくれます。イタリア人は親切を通り越してたまにお節介なことがあるけど、こちらのスタッフのみなさんの接客はとても素晴しいと思いました。困ったことがあったらなんでも遠慮せずに聞いてみると力になってくれます。なんというホスピタリティ!
ホテル 「エルヴェティア&ブリストル」は、朝食も素晴らしい!豊富なフルーツ、メロンやイチゴなど。そして洋梨のコンポートも!

この日の朝、フィレンツェは少し冷え込んだので、暖炉に火が灯されました。動画にも撮ってYOUTUBEにアップロードしたのでご覧下さい。トスカーナ地方の典型的な暖炉ですよ。とても素敵でしょ?
↑ホテルは1800年代の建物なのですが、他の古い建物と良く調和していると思います。正面にはストロッツィ宮があります。ちなみにホテルの入口は、建物正面ストロッツィ通りVia degli Strozzi には面していなくて、写真左側に見える通り、ペショーニ通り Via de’ Pescioni にあります。フロックコート着用のスタッフがいつも礼儀正しくドアを開けてくれますよ。
あ〜、歴史あるフィレンツェにやって来たんだな、としみじみ感じさせてくれるエレガントなホテル。次回もまたぜひこちらに滞在したいと思います。

By 管野滋樹
Shigeki Kanno/Opera Singer

コッレ・ディ・ヴァル・デルザ

トスカーナ地方の丘の上にある村、コッレ・ディ・ヴァル・デルザ Colle di Val d’Elsa を訪ねました。
コッレ・ディ・ヴァル・デルザは、シエーナから24km、フィレンツェからだと50kmのところにあります(フィレンツェからシエーナに向かう高速道路の途中で通過する)。村は高台に広がる中世の面影を色濃く残すアルタ地区と、丘の下に広がるバッサ地区に分かれて広がっています。
情緒溢れる美しい村にもかかわらず、まったく観光化されていないので、いつもひっそりとしていて独特な雰囲気が味わえます。ちなみに13世紀の建築家、アルノルフォ・ディ・カンビオの生まれた村として知られていますよ。彼はフィレンツェのサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂の設計に携わった事で有名ですよね。ちなみにプッチーニのオペラ『ジャンニ・スキッキ』のアリア「フィレンツェは花咲く木のように」の歌詞にも彼の名前とこの村の名が登場していますよ。”アルノルフォはヴァル・デルザから美しい塔を作りにフィレンツェにやって来た”ってね♪
村は中世の雰囲気そのもの。村の端から端まではおそらく500mもないくらいです。ゆっくり歩いても5分もすれば、もう村のはずれに着きますよ。

ドゥオーモ広場の鐘楼。
実はこの日もトスカーナ地方はとても良い天気でしたが、僕がコッレ・ディ・ヴァル・デルザ散策中、30分ほどの通り雨に見舞わせれました。曇りの写真があるのはそのせいなんです。ちなみにコッレ・ディ・ヴァル・デルザから隣町のポッジボンシはクリスタルガラス産業がとても盛んなんですよ。名高いブランドのクリスタルガラス製品の多くもこの辺りで作られているんですって。僕もいくつか持っているのですが。それからミシュランガイド2つ星に輝くレストラン Arnolfo アルノルフォがあることでも美食家たちに知られていますよ。今回は残念ながら食事を楽しむことが出来ませんでしたが、次回は必ず食べに行きます!

By 管野滋樹
Shigeki Kanno/Opera Singer

アブルッツォの旅 / スルモーナ

ローマから車で約2時間。アブルッツォ地方、スルモーナにやって来ました。スルモーナの街にも春が訪れていていました。お昼頃には20℃ぐらいまで上がりとても暖かですが、しかし山々にはまだ残雪が見られます。アブルッツォはほんと素晴らしいところ。イタリアが誇るグラン・サッソ国立公園やアブルッツォ・ラツィオ・モーリゼ国立公園があります。この地を訪れたことがあるか否かでは、イタリアの印象が全く異なるのですよ!
街の中心にあるガリバルディ広場。手前はゴシック様式の導水橋。向こうに連なるのはグラン・サッソ山塊です。それにしてもなんて素晴らしい天気なんだろう!日頃の僕の行いが良いからなんだね(笑)。ちなみに、日本では2013年までアブルッツォのガイドブックは一冊も存在しませんでした。これほどイタリアに出掛ける日本人観光客が増えたのに、わざわざアブルッツォまで足をのばす人はまだとても少ないんですよ。一度この地を訪れたら虜になってしまうのに。
スルモーナと言えば、コンフェッティの町としても有名です。こちらは老舗のお店。他にも街を歩けば花束に見立てたカラフルなコンフェッティの飾りもあちこちに見られますよ。イタリアの祝い事には欠かせない、アーモンドに砂糖をコーティングしたお菓子ね。フランス語ではドラジェ。ちなみにお祝いの時に贈る数はぴったり5粒。 結婚の時は5粒とも白。 洗礼の時は男児にはブルー1に白を4、女児はピンク1に白を4。 銀婚式では銀が1に白を4。 金婚式では金が1に白が4という決まりがあります。スルモーナの名店 Ristorante Gino リストランテ ジーノでランチを堪能。伝統的なアブルッツォ料理が楽しめます。小麦粉と水だけで作るカッラーティというパスタ(ズッキーニとサフラン)。
バッカラのアブルッツォ風。
数種の付け合わせ。こちらはアンティパストとしても最高です。
「手打ちパスタが出来るまで若干時間がかかるので、これを召し上がっていて下さい」とすすめれれた、地元コッリーネ・テアティーネ産の素晴らしいオリーブオイルをたっぷりかけていただくブルスケッタ。
「今日のランチにぴったりのこの土地のワインは?」とソムリエ氏に尋ねてすすめてくれたのはこちら。アブルッツォ地方を代表すワイナリー、マシャレッリMasciarelli のヴィッラ・ジェンマ Villa Gemma(コッリーネ・テアティーネ Colline Teatine IGT)です。春風の様なエレガントな味わい(トレッビアーノ種)。IGT格付けのワインは、ほんと素晴らしいものがたくさんありますね。
食事をしめくくるコーヒーに至るまですべて絶品の味!わざわざローマからやって来た価値がありました。素晴らしい2人の女性料理人です。
地元の人々で賑わう洗練された明るい店内。この日も満席でした。予約しておいて良かった!
スルモーナの街外れ。すでに新緑が!残雪の山々とのコントラストでとても美しかったですよ。
高速道路を飛ばしローマからアブルッツォに入ると、この様なゴツゴツした山々や集落など、素晴しい景色が続き飽きることがありません。実際は写真よりもずっとずっとダイナミックな景色なんですよ!

By 管野滋樹
Shigeki Kanno / Opera Singer

 

グレーヴェ・イン・キャンティ

3月最後の土曜日、フィレンツェからシエーナに続くキャンティ街道をドライブしました。トスカーナ地方を代表するワイン、キャンティ・クラシコの葡萄畑と緑の丘陵地帯がとても美しい!今年は春の訪れが早いみたいですね。フィレンツェから南に下って1時間ほど。ここはキャンティ街道1番目の村グレーヴェ・イン・キャンティ Greve in Chianti です。まずは村をほぼ一周ランニングしてみました。村の広場は丘の下にあるので、そこから葡萄畑が続く道を上ったり下ったりしながらのランニング。風が心地よく最高に気持ちが良かったです。
由緒あるキャンティ・クラシコの葡萄畑。この日は春を一気に通り越して、初夏のような空気感です。日差しも力強い!青空に浮かぶ雲!この暖かさで葡萄の木も冬の休眠から一気に目覚めたことでしょう。
グレーヴェ・イン・キャンティにある老舗の肉屋『アンティーカ・マチェッレリーア・ファロルニ Antica Macelleria Falorni 』でランチ。こちらの肉屋は1806年創業、イタリアでもっとも有名な肉屋と言っても過言ではありません。店内にはイートインコーナーもあっていつも大賑わいしてます(広場に面したテーブル席もあり)。単なる老舗お肉屋さんにとどまらず、多彩なビジネス展開で大成功してるのが凄い。ここから徒歩3分のところにはファロルニのワインショップ&博物館もありますよ〜。もちろん試飲OK!
村の中心、マッテオッティ広場。この一角にファロルニがあります。
丘の上にあるオリーブ畑から。グレーヴェ・イン・キャンティの眺め!写真をクリックすると拡大で見れます。

By 管野滋樹
Shigeki Kanno / Opera Singer

鰯のベッカフィーコ

ベッカフィーコってみなさんご存知ですか?言葉の響きもとても陽気で面白いですが、シチリアを代表する魚料理の1つなんです。
昨夜の我が家のディナー、僕の特製『鰯(いわし)のベッカフィーコ、パレルモ風』です。イタリア語の料理名は Sarde a beccafico alla palermitana といいます。僕が思うにこれは最も知られたシチリア料理。ベッカフィーコとは野鳥の名前で「イチジクをついばむ」という意味があります。料理名の由来は諸説ありますが、やはり見た目がベッカフィーコにそっくりだからという説が僕的には納得です。フィリングは、硬くなったパンで作ったパン粉、松の実、アーモンド、サルタナレーズン、黒オリーブ、カッペリ、アンチョビ、フェンネル、レモンの皮、ニンニクなどです。これを鰯に詰めてクルクルと巻き楊枝とめ、オーブン焼きにします。鰯自体が美味しいのはもちろんですが、香ばしいフィリングが何とも言えない美味しさなのですよ(味わいといい、香りといい、アラブの影響を受けていると思われます)!アンティパストやワインのお供に最高。鰯には白ワインよりも赤ワイン(やや軽めのエトナ・ロッソなど)が合うと思います。楊枝でとめてあるのでとても食べやすいです。大きめの鰯を使えば立派なメインディッシュとしていけます。ちなみにパレルモでは野生のフェンネルが使われる事が多いんですよ。それからパレルモ以外のたとえばカターニャやメッシーナでは、くるくると巻かずに2枚のイワシに挟んでオーブン焼きにします。同じシチリアでも様々なベッカフィーコのレシピがあるんですよね。
レモンの彗星みたいでしょ!?(笑)

By 管野滋樹
Shigeki Kanno/Opera Singer

桜クッキー

昨日、東京の桜の開花が発表されましたね!まさかの開花発表。だって昨日は一日中冷たい雨が降り続いていましたから。ちなみに今年は東京が日本全国でもっとも早い開花だそうです。
桜の開花発表はあったものの、我が家の近所の桜はまだ開花してはいませんでした。蕾はかなり膨らんで、かなりピンク色になっているので、今日明日にも開花しそうです。桜をモティーフにしたクッキーを焼いてみました。僕の特製『桜クッキーとチョコチップクッキー」です。桜の塩漬けとチョコレートはとても相性が良いのですが、見た目にもピンクとチョコレート色は良い取り合わせてとても美しいと思います。桜を愛でながらのティータイムにもピッタリ!
愛用のクッキー型にオリーブ材のまな板、そしてお菓子作りにも便利なラバーゼのパウダー缶(フラワーシェイカー)。かなり使い込んでいる感が出ているでしょ!?
こちらも桜の季節になると必ず作っている僕の特製『桜かるかん』です。上新粉と山芋、そして桜の塩漬けを使ったとても優雅な和菓子。もっちりといた食感が特徴です。花見のお供にもおすすめです。バーミックスと使うととても簡単に作れますよ。レシピはこちら

桜の塩漬けはきちんと並べず、ランダムに飾っても良いです。さらに自然な雰囲気になると思います。生地の表面に割れ目が出来るように、最初の火加減は強火がおすすめ。
さて、この前の三連休は良い天気に恵まれました。空気も連日カラっからに乾燥していたので、ドライフラワー作りにはうってつけ。こんなに上手に出来上がりました。一気に乾燥したので発色も美しい。夜の間接照明でもこんなに華やか!基本的に僕、ドライフラワーはあまり好きではありませんが、ミモザのドライフラワーはけっこう好きなんです(笑)。

By 管野滋樹
Shigeki Kanno/Opera Singer