Georgian Wine

新型コロナウイルス、やはり感染力はすさまじい!ものすごい勢いで日本中、世界中に感染拡大していて恐ろしいですね。僕は旅行はもちろん外食、ジムでのトレーニングなどは当分止めます。とくに飲食店での食事は感染のリスクがとても高まるのですよ(食事が提供される催しも危険だね)!イタリア、ロンバルディア州では感染拡大防止策の一つで、飲食店は18:00に閉店する命令が。ミラノ・スカラ座は3月8日まですべて公演中止となり、イタリアの対応の速さには驚きました!さて先週末の我が家のディナーから、アントレは僕の特製『殻付き牡蠣の盛り合わせ』です。三陸地方(舞根湾)の見事な牡蠣です。このあたりの海域は日本で一二を争うほどのきれいな海で、牡蠣の養殖が盛んです。ところでみんなは殻付きの牡蠣を上手に剥くことできますか?僕は牡蠣が大好きで、パリに住んでた時も殻付き牡蠣を1ダース2ダースと買ってきては自宅で手早く上手にに剥いていたので、かなりの年季が入っているんです。ブラーヴォなエカイエね。みんなもコツをつかめば簡単に剥けるので、ぜひ挑戦してみてください。剥きたての牡蠣は格別に美味しいですよ。そして牡蠣はやはり生に限ると思います。合わせたワインはブルゴーニュの白、ドメーヌ フェヴレの「リュリー / レ・ヴィルランジュ 2015」です。なんて素晴らしい!さて今週、我が家にはジョージアの素晴らしいワインも届いています。ジョージアは数年前まで日本ではグルジアと呼ばれていましたが、黒海の東岸、コーカサス山脈南に位置する国です。ワイン発祥の国としても知られています。ジョージアでは収穫した葡萄をクヴェヴリという巨大な甕に放り込み、地中で発酵させる方法で古来よりワインにしていました。今日紹介するワインは、ジョージアの伝統的なワイン造りを復活させリーダー的存在である、ジョン・ワーデマンさんの「フェザンツ・ティアーズ」と名付けられたワイナリーから、『ルカツィテリ2012』です。ルカツィテリはジョージアの数ある土着葡萄品種の一つ。カヘティ地方で栽培された葡萄を使っています。琥珀色またはオレンジ色の輝き、アプリコットやくるみの香り、辛口でワイルド、生命力に溢れ複雑な味わい、でもあくまで主張しすぎず食事に寄り添ってくれるエレガントなワインです。いつも僕たちが親しんでるヨーロッパの白ワインとは全く異なる味わいね。なんて素晴らしい!
ちなみにジョージアの人たちは、美声の持ち主が多く、優れた世界的オペラ歌手も輩出しています。首都トビリシにはオペラハウスもあるんですよ!

僕の特製『ちらし寿司』です。昨日はひな祭りだったので、華やかなちらし寿司を作ってみました。具材は椎茸やにんじんや油揚げなどを甘辛く煮含めたもの、芝えびで作った海老そぼろ、れんこんの甘酢漬け、焼き穴子など全部で10種類。2日前から少しずつ作って準備しておきました。なんて素晴らしい!こんな美味しいひな祭りのちらし寿司、きっとみんな食べた事ないだろうなあ。

By 管野滋樹
Shigeki Kanno / Opera Singer

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