Basketry

6月のイギリスは、1年の中で最も過ごしやすく快適な陽気なんですよね。そんなイングランドの美しい田舎から素敵な水草のテーブルマットが届きました。こちらがそのイギリスの水草で編まれたプレースマット(直径約30cm)です。新たに我が家のテーブルウェアとして仲間入りしました。イングランド東部ベッドフォードシャー、ベッドフォード近郊にアトリエを持つイギリスの女性アーティストの手によるものです。ベッドフォードの地名の由来は、川の交わる所 Beda’s ford を意味するそうで、実際この辺りは豊かに水草(ガマなど)が生い茂る美しい川が流れているんですよ。
さて、以前から愛用していた同じアーティストによるパンかごやスパイラルかごは、時間の経過と共に美しい黄金色に変化してきましたが、届いたばからのこのプレースマットはまだ緑がしたたるような若々しいグリーンです(パンかごたちも始めはこんなグリーンだったんですよ)。さらに10年20年と使っていくとますます美しい色合いに変化するはずなのでとても楽しみです。一つ一つ手作りなのはもちろんなのですが、川の水草を刈り取るところから始まりさらにそれを乾燥させるという、完成までとても時間のかかる作業なんだそうです。

By 管野滋樹
Shigeki Kanno / Opera Singer

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