Giardino di Boboli / Firenze

イタリアに来た時は、ほとんど必ず立ち寄るフィレンツェ。今回は久しぶりにボーボリ庭園やパラティーナ美術館、サンタ・クローチェ教会などを訪れました。フィレンツェの春を満喫です。こちはらボーボリ庭園に自生している原種のアネモネです。小指の先ほどぐらいの大きさで(原種のシクラメンぐらい)とても愛らしい!今年は3月中旬あたり、日当たり良い斜面にたくさん咲いていました。余談ですが、トスカーナ地方の山野にはシクラメンの原種もよく見かけるます。秋にフィレンツェ近郊フィエーゾレを散策した時、オリーブの林の下草に、たくさん花が咲いていたのを思い出しました。

ボーボリ庭園のパラッツィーナ・デル・カヴァリエーレから眺めたトスカーナの風景がとても素晴らしいので、動画で撮影しました。イタリアで1番のラファエロ・コレクションを誇るガッレリーア・パラティーナです。僕が開館一番に訪れたこの日の朝も入館者はごくごく少数で、このとおりほとんど僕のプライベート美術館状態!ゆったり鑑賞でき大大大満足でした。ラファエロの傑作があるサトゥルノの間を動画で撮影しましたので、ご覧ください。窓も解放されていてとても気持ちが良いです。自然の光がいっぱい。なんて贅沢!ちなみに僕、東京の美術館の密室感が大嫌いなんです。いつもフィレンツェでは、ホテル『エルヴェティア&ブリストル』に宿泊するのですが、残念ながら4月上旬まで改装中という事で、他のホテルを予約しました。こちらはサンタ・マリア・ノヴェッラ教会そばの閑静なエリアにある良いホテルです。フィレンツェはいつも観光客でごった返していますが、ここは信じられないほど静かで落ち着いています。部屋の内装も僕好み。トスカーナの伝統的な木造りの天井がとても素敵なスイートルームでした。サンタ・クローチェ教会の美しい中庭。ついついサンタ・クローチェ教会内部の壮麗さに目を奪われがちですが、中庭も僕にとっては超素敵です。さらに中庭の回廊には、フィレンツェの洪水(アルノ川)の歴史(1177年から1966年まで)が展示されていて、僕はおおいに興味を持ちました。フィレンツェは度重なる洪水に悩まされていたのが改めて実感できましたよ。

中世の衣装でフィレンツェの街をパレード

By 管野滋樹
Shigeki Kanno / Opera Singer

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