Galleria Borghese

ローマの北側、ピンチョの丘。この一帯に広がる緑豊かな公園が、ローマ随一の広さを誇るボルゲーゼ庭園です。この丘に17世紀初め、ローマ教皇パウルス五世の甥で枢機卿だったシピオーネ・ボルゲーゼが贅を尽くしたヴィッラを造りました。これが現在のボルゲーゼ美術館のはじまりです。
広大なボルゲーゼ庭園には、この様な松の林が広がっているエリアがあります。ローマの松は、日本の松とはかなり樹形が異なってとても美しいので、僕は大好きです。なんて素晴しい!ランニングを楽しむ人たちも多く見かけます。僕もローマ滞在中は必ずボルゲーゼ庭園でランニングをしていますよ。ちなみにこんな感じ、カッコ良いでしょ!?(笑)
さてボルゲーゼ美術館 Galleria Borghese 入場には、ウッフィッツィ美術館などと同様、あらかじめインターネットで予約しておく必要があります。
チケットオフィスにて。毎週水曜日の17:00から閉館までの2時間は特別割引き料金10ユーロなので、今回僕はこの時間帯で予約してみました。
カラヴァッジョ作「果物籠と青年」と共に。芸術家の才能を見抜く鋭い目を持っていたシピオーネですが、カラヴァッジョも彼によって見いだされた天才画家の1人です。ちなみにボルゲーゼ美術館には、5作品ものカラヴァッジョの傑作が所蔵されてるんですよ。
カラヴァッジョ最晩年(ナポリで描かれた)の作品「ゴリアテの首を持つダヴィデ」と共に。ゴリアテもカラヴァッジョの自画像とされていますが、憂いに溢れるダヴィデの顔もカラヴァッジョ青年期の自画像と伝えられています。
同じくカラヴァッジョ作「パラフレニエーリの聖母」。この作品は教皇の馬丁、パラフレニエーリから依頼されたもので、サン・ピエトロ大聖堂の礼拝堂の1つに飾られていたもの。しかしながら聖母子の傍らに立つ老婆(実は聖アンナ)があまりにも醜く描かれているという理由から、数日間飾られただけで撤去されてしまいました。シピオーネはこの作品を高く評価。後にこの作品を自分のコレクションに加えることになったという事です。ボルゲーゼ美術館は「プライベート・コレクションの女王」と称されるにふさわい美術館ではありますが、一方シピオーネが強引に我がものにした作品も少なからずあるようです。たとえばラッファエッロ作「キリストの埋葬」は夜陰に紛れ強奪、ローマに運ばせたとの事!まさに富と権力を駆使して美術品を集めた「美に取り憑かれた枢機卿」といえましょう。
ボルゲーゼ美術館の至宝、ベルニーニ作「プロセルピナの略奪」。
ベルニーニの自画像(写真右と真ん中)。青年期と熟年期の2作品が並べられ展示されているので、興味深く鑑賞することが出来ました。
見事な天井画や壁のレリーフも圧巻!

By 管野滋樹
Shigeki Kanno / Opera Singer

フィレンツェを走る

フィレンツェの春は美しい!さすが花の都といわれるだけあるね。
日中は汗ばむほどの暖かさでも、朝方はまだ肌寒い日もあり1日の寒暖の差がとても大きいです。この日は着替えるのが面倒で、ランニングウェアの上にコートを引っ掛けて出てきたのですが、これが意外にもみんなに大好評。
新緑を楽しみながらのランニングは最高に良い気分です。ちなみに僕の写真が、フィレンツェの最高級ホテル The Westin Excelsior のFacebookでも紹介されました。アルノ川沿いをランニング、とても絵になってるでしょ?!こちらのホテルは、ジムも素晴らしいです。
アルノ川沿いではこんな感じに多くのランナーに出会えますよ〜。Ciao!

この日はフィレンツェの南から北へ向かってランニングしました。アルノ川に架かる美しいサンタ・トリニタ橋。いつもこの橋にさしかかると、感動で胸が一杯になる。この先がトルナブォーニ通り。ホテル・エルヴェティア&ブリストルまであと一息だよ〜。 ポンテ・ヴェッキオ近くで、偶然にも豪華に咲き誇る見事な藤の花に出会えました!
美しいサンタ・クローチェ聖堂!ミケランジェロやガリレオ、そしてロッシーニといったイタリアの偉人たちが、この教会に眠っていることでも知られています。

By 管野滋樹
Shigeki Kanno / Opera Singer

ホテル エルヴェティア&ブリストル

1年半ぶりにフィレンツェに来ました。このトスカーナ地方の美しい古都は、今まで数え切れないほど訪れ、実際に住んだこともありますが、何度来ても感動的な僕の大好きな町です!さて、今日は今回のフィレンツェ滞在のために僕が選んだホテル・エルヴェティア&ブリストル Helvetia e Bristol を紹介しましょう。
チェックインを済ませホテルのスタッフに案内されたのは、落ち着いた内装と広々としたスペースの素晴しいスイートルーム(大理石作りのバスルームも広めで、ジェットバス付き)。ちなみに部屋の鍵は現在主流となっているカード式ではなく、鍵穴に入れて開錠するタイプです(ハート形をした真鍮製の重厚なキーリング)。この鍵のスタイル1つとっても、イタリアの伝統的なホテルの雰囲気が感じられ実に僕好みです。18時頃になると客室係がターンダウン・サービス(就寝準備のサービス)に来ます。ベッドカバーが外され、バスルームを整え、カーテンが閉められ、ベッドサイドには白いリネンのマットが敷かれるなどしてくれるので、最高の眠りにつくことができますよ!
ホテル(5つ星)はフィレンツェの中心、優雅なブランドショップや宝石店が建ち並ぶトルナブォーニ通りそばにあり最高の立地。どこに行くのにもとても便利です。客室数は52室と意外に少ないので、とてもエレガントで落ち着いた雰囲気!
天井のシャンデリア、夜になるとこんな感じです。
旧式の美しいエレベーターとレセプション付近。外出するときは毎回鍵をレセプションに預けなければいけませんが、そのつどスタッフのみなさん何か困ったことはないかと尋ねてくれます。イタリア人は親切を通り越してたまにお節介なことがあるけど、こちらのスタッフのみなさんの接客はとても素晴しいと思いました。困ったことがあったらなんでも遠慮せずに聞いてみると力になってくれます。なんというホスピタリティ!
ホテル 「エルヴェティア&ブリストル」は、朝食も素晴らしい!豊富なフルーツ、メロンやイチゴなど。そして洋梨のコンポートも!

この日の朝、フィレンツェは少し冷え込んだので、暖炉に火が灯されました。動画にも撮ってYOUTUBEにアップロードしたのでご覧下さい。トスカーナ地方の典型的な暖炉ですよ。とても素敵でしょ?
↑ホテルは1800年代の建物なのですが、他の古い建物と良く調和していると思います。正面にはストロッツィ宮があります。ちなみにホテルの入口は、建物正面ストロッツィ通りVia degli Strozzi には面していなくて、写真左側に見える通り、ペショーニ通り Via de’ Pescioni にあります。フロックコート着用のスタッフがいつも礼儀正しくドアを開けてくれますよ。
あ〜、歴史あるフィレンツェにやって来たんだな、としみじみ感じさせてくれるエレガントなホテル。次回もまたぜひこちらに滞在したいと思います。

By 管野滋樹
Shigeki Kanno/Opera Singer

コッレ・ディ・ヴァル・デルザ

トスカーナ地方の丘の上にある村、コッレ・ディ・ヴァル・デルザ Colle di Val d’Elsa を訪ねました。
コッレ・ディ・ヴァル・デルザは、シエーナから24km、フィレンツェからだと50kmのところにあります(フィレンツェからシエーナに向かう高速道路の途中で通過する)。村は高台に広がる中世の面影を色濃く残すアルタ地区と、丘の下に広がるバッサ地区に分かれて広がっています。
情緒溢れる美しい村にもかかわらず、まったく観光化されていないので、いつもひっそりとしていて独特な雰囲気が味わえます。ちなみに13世紀の建築家、アルノルフォ・ディ・カンビオの生まれた村として知られていますよ。彼はフィレンツェのサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂の設計に携わった事で有名ですよね。ちなみにプッチーニのオペラ『ジャンニ・スキッキ』のアリア「フィレンツェは花咲く木のように」の歌詞にも彼の名前とこの村の名が登場していますよ。”アルノルフォはヴァル・デルザから美しい塔を作りにフィレンツェにやって来た”ってね♪
村は中世の雰囲気そのもの。村の端から端まではおそらく500mもないくらいです。ゆっくり歩いても5分もすれば、もう村のはずれに着きますよ。

ドゥオーモ広場の鐘楼。
実はこの日もトスカーナ地方はとても良い天気でしたが、僕がコッレ・ディ・ヴァル・デルザ散策中、30分ほどの通り雨に見舞わせれました。曇りの写真があるのはそのせいなんです。ちなみにコッレ・ディ・ヴァル・デルザから隣町のポッジボンシはクリスタルガラス産業がとても盛んなんですよ。名高いブランドのクリスタルガラス製品の多くもこの辺りで作られているんですって。僕もいくつか持っているのですが。それからミシュランガイド2つ星に輝くレストラン Arnolfo アルノルフォがあることでも美食家たちに知られていますよ。今回は残念ながら食事を楽しむことが出来ませんでしたが、次回は必ず食べに行きます!

By 管野滋樹
Shigeki Kanno/Opera Singer

アブルッツォの旅 / スルモーナ

ローマから車で約2時間。アブルッツォ地方、スルモーナにやって来ました。スルモーナの街にも春が訪れていていました。お昼頃には20℃ぐらいまで上がりとても暖かですが、しかし山々にはまだ残雪が見られます。アブルッツォはほんと素晴らしいところ。イタリアが誇るグラン・サッソ国立公園やアブルッツォ・ラツィオ・モーリゼ国立公園があります。この地を訪れたことがあるか否かでは、イタリアの印象が全く異なるのですよ!
街の中心にあるガリバルディ広場。手前はゴシック様式の導水橋。向こうに連なるのはグラン・サッソ山塊です。それにしてもなんて素晴らしい天気なんだろう!日頃の僕の行いが良いからなんだね(笑)。ちなみに、日本では2013年までアブルッツォのガイドブックは一冊も存在しませんでした。これほどイタリアに出掛ける日本人観光客が増えたのに、わざわざアブルッツォまで足をのばす人はまだとても少ないんですよ。一度この地を訪れたら虜になってしまうのに。
スルモーナと言えば、コンフェッティの町としても有名です。こちらは老舗のお店。他にも街を歩けば花束に見立てたカラフルなコンフェッティの飾りもあちこちに見られますよ。イタリアの祝い事には欠かせない、アーモンドに砂糖をコーティングしたお菓子ね。フランス語ではドラジェ。ちなみにお祝いの時に贈る数はぴったり5粒。 結婚の時は5粒とも白。 洗礼の時は男児にはブルー1に白を4、女児はピンク1に白を4。 銀婚式では銀が1に白を4。 金婚式では金が1に白が4という決まりがあります。スルモーナの名店 Ristorante Gino リストランテ ジーノでランチを堪能。伝統的なアブルッツォ料理が楽しめます。小麦粉と水だけで作るカッラーティというパスタ(ズッキーニとサフラン)。
バッカラのアブルッツォ風。
数種の付け合わせ。こちらはアンティパストとしても最高です。
「手打ちパスタが出来るまで若干時間がかかるので、これを召し上がっていて下さい」とすすめれれた、地元コッリーネ・テアティーネ産の素晴らしいオリーブオイルをたっぷりかけていただくブルスケッタ。
「今日のランチにぴったりのこの土地のワインは?」とソムリエ氏に尋ねてすすめてくれたのはこちら。アブルッツォ地方を代表すワイナリー、マシャレッリMasciarelli のヴィッラ・ジェンマ Villa Gemma(コッリーネ・テアティーネ Colline Teatine IGT)です。春風の様なエレガントな味わい(トレッビアーノ種)。IGT格付けのワインは、ほんと素晴らしいものがたくさんありますね。
食事をしめくくるコーヒーに至るまですべて絶品の味!わざわざローマからやって来た価値がありました。素晴らしい2人の女性料理人です。
地元の人々で賑わう洗練された明るい店内。この日も満席でした。予約しておいて良かった!
スルモーナの街外れ。すでに新緑が!残雪の山々とのコントラストでとても美しかったですよ。
高速道路を飛ばしローマからアブルッツォに入ると、この様なゴツゴツした山々や集落など、素晴しい景色が続き飽きることがありません。実際は写真よりもずっとずっとダイナミックな景色なんですよ!

By 管野滋樹
Shigeki Kanno / Opera Singer

 

グレーヴェ・イン・キャンティ

3月最後の土曜日、フィレンツェからシエーナに続くキャンティ街道をドライブしました。トスカーナ地方を代表するワイン、キャンティ・クラシコの葡萄畑と緑の丘陵地帯がとても美しい!今年は春の訪れが早いみたいですね。フィレンツェから南に下って1時間ほど。ここはキャンティ街道1番目の村グレーヴェ・イン・キャンティ Greve in Chianti です。まずは村をほぼ一周ランニングしてみました。村の広場は丘の下にあるので、そこから葡萄畑が続く道を上ったり下ったりしながらのランニング。風が心地よく最高に気持ちが良かったです。
由緒あるキャンティ・クラシコの葡萄畑。この日は春を一気に通り越して、初夏のような空気感です。日差しも力強い!青空に浮かぶ雲!この暖かさで葡萄の木も冬の休眠から一気に目覚めたことでしょう。
グレーヴェ・イン・キャンティにある老舗の肉屋『アンティーカ・マチェッレリーア・ファロルニ Antica Macelleria Falorni 』でランチ。こちらの肉屋は1806年創業、イタリアでもっとも有名な肉屋と言っても過言ではありません。店内にはイートインコーナーもあっていつも大賑わいしてます(広場に面したテーブル席もあり)。単なる老舗お肉屋さんにとどまらず、多彩なビジネス展開で大成功してるのが凄い。ここから徒歩3分のところにはファロルニのワインショップ&博物館もありますよ〜。もちろん試飲OK!
村の中心、マッテオッティ広場。この一角にファロルニがあります。
丘の上にあるオリーブ畑から。グレーヴェ・イン・キャンティの眺め!写真をクリックすると拡大で見れます。

By 管野滋樹
Shigeki Kanno / Opera Singer

ローマのカラヴァッジョ

カラヴァッジョの傑作を訪ねる旅はまだまだ続きます。この日は、ローマのサンタ・マリア・デル・ポポロ教会 Basilica di Santa Maria del Popolo にやってきました。
IMG_9249ローマへの北の玄関、ポポロ門(旧フラミニア門)を入ってすぐのところにあるサンタ・マリア・デル・ポーポロ教会は、一見その簡素な外観からは想像できないほど、内部には素晴しい芸術作品を有しています(建設にはラファエロやベルニーニらが携わった)。この日のローマは36℃の猛暑。教会そばのポポロ広場では某有名アーティストによる野外ライブが開催されていて、人、人、人のにぎわいでしたが、教会内部に一歩足を踏み入れた瞬間からホッとする様な静けさに迎えられました。外の喧噪と猛暑にもかかわらず教会内はなんて涼しく快適なんだろう…!さて教会に入ってまず正面、主祭壇のほうに進んでゆくと、13世紀にビザンチン様式で描かれた(上の写真の板絵)、聖母子画マドンナ・デル・ポポロ Madonna del Popolo (拡大画像)が飾られています。
IMG_9242主祭壇の左側にあるチェラージ礼拝堂の正面を飾るのが、アンニーバレ・カラッチ Annibale Carracci 作『聖母被昇天 Assunzione della Vergine 』です。カラッチはカラヴァッジョのライバルといえる画家ですが、彼自身カラッチの才能を認めていたようです。この聖母被昇天を挟むように左右の側壁には、カラヴァッジョの2作品が描かれているので、この礼拝堂は好敵手カラヴァッジョとカラッチの競演を堪能出来る、まさに聖地と言っても過言ではないでしょう!!
IMG_9244カラヴァッジョ作『聖パオロの回心 Conversione di San Paolo 』
夏の午後になると、教会の窓からパオロの広げた腕に太陽の光が差し込みます。それはまるでパオロの改宗を促す神の光のように画面を横切るんですよ。
IMG_9245同じくカラヴァッジョ作『聖ペテロの逆さ磔 Crocifissione di San Pietro 』
先ほどの聖パオロの回心では馬の大きな尻が向けられていましたが、こちらは十字架の柱を埋める穴を掘っていた男の尻や汚れた足の裏が向けられています。逆さ磔にされた聖人と黙々と重労働する男たち…。とてもインパクトある構図に圧倒されました。
IMG_9248教会入口は入ってすぐ左側には、キージ家礼拝堂があります。これはその礼拝堂のクーポラ。ラッファエッロが設計しました。

IMG_9389教会から再び外の世界へ〜(笑)!ローマの高級食材店Castroni でショッピング。
IMG_9396これはシチリア産ペスカ・タバッケリーア Pesca tabaccheria です。ドーナツの様な形をした桃です。香り高くとても甘くて美味しいですよ。加熱調理にも向くのでジャムやタルトにしても美味しいんですよね。
IMG_8672永遠の都ローマの象徴、コロッセオ。正式名称はアンフィテアトロ フラヴィオ Anfiteatro Flavio といいます。日没直後に撮影しました。

By 管野滋樹
Shigeki Kanno/Opera Singer

ティヴォリ

ローマ滞在中のある週末、ティヴォリへの小旅行に出かけました。
IMG_1213ローマ市内からアブルッツォのほうに車を走らせ40分ほどでティヴォリです。ここはエステ家のヴィッラ Villa d’Este(エステ荘)があり、華麗な噴水庭園がある事でも良く知られています。実際に訪ねてみるとフランツ リストのピアノ曲「ヴィッラ・デステの噴水」そのものの雰囲気でした。噴水のある木陰はとても涼しく、この世の木陰で最も気持ちがよいのではと思ったほど!
IMG_9537ユニークな顔の表情が印象的な彫刻が並ぶ「100の噴水の小道 Viale delle 100 fontane 」です。この噴水群と苔むした石やこんもりとシダに覆われた情景は、実は僕にとってティヴォリのイメージそのものなのです。
IMG_9565圧倒的な水量と豪快さを誇る「オルガン噴水 Fontana dell’Organo Idraulico 」!ちなみに上の方から見下ろすとこんな感じに見えます。なおオルガンの演奏は10:30amから2時間ごとに行われます。
IMG_9598「ロメッタの噴水 Fontana della Rometta 」です。こちらもとても興味深い噴水です。ロメッタとは小ローマとでも訳しましょうか。ローマの起源を表現した噴水と思われます。つまり小オベリスク、船はテヴェレ川にある中州ティベリーナ島、ローマの女神、狼が双子のロームスとレームスに授乳する像、それらでローマを表現し、その上流にはティヴォリがあるというという事を表しているそうです。
IMG_9602庭園内はたくさんの花々が咲き乱れていますよ。これは朝顔の一種でしょうか??
IMG_9582葡萄畑やオリーブの樹々も見られます。
IMG_9612ヴィッラ・デステからの素晴しいパノラマ(クリックすると拡大します)!
IMG_9471世界遺産(文化遺産)ヴィッラ・デステ。しかし多くの人でごった返しているわけではく、それどころか静けさに包まれていてゆっくり散策出来るのも良いところです。

By 管野滋樹
Shigeki Kanno / Opera Singer

ローマを走る

世界中どこの都市を訪れても、ランニングを欠かさない僕ですが、もちろんここローマでもしっかり走ってますよ〜!
IMG_9920早朝のボルゲーゼ公園をランニング。ローマ歴史地区の北に広がる、9.5ヘクタールの面積を有するボルゲーゼ公園は、ロマーノ(ローマ市民)の憩いの公園。強いてたとえるなら、NYCのセントラルパーク的な存在かな。いや、いや、それ以上かも。だってここには様々な美術館や博物館、そしてローマ大学建築学部などが集まっていて、芸術の香りに満ちあふれる素晴しいところなのですよ。上の写真はボルゲーゼ美術館前から馬場まで一直線にこの公園を突っ切る、ムゼオ・ボルゲーゼ通り。ローマの松などの美しい木々を眺めながらのランニングは最高!
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永遠の都ローマをゆったりと流れるテヴェレ川。遠くに見えるのはヴァティカン、サン・ピエトロ寺院のクーポラです。昼間の強烈な太陽の下で見るよりも、夕暮れ時の方が影絵の様でとてもロマンティック!この時間のルンゴテヴェレlungotevere(イタリア語でテヴェレ川沿いの道)をランニングするのも、僕にとってはローマでの楽しみの1つなんです。
IMG_9333今の時期はとても日が長く、20時を過ぎても夕日がジリジリと照りつけて暑い!でも市街地からテヴェレ川縁に降りて行くと驚くほど涼しく、そよそよと心地良い風も感じられます。水辺は涼しいという事を再認識しました!この日、僕はサンタンジェロ橋付近の石段を下って、テヴェレ川沿いの遊歩道に来ました。ここもローマの人気ランニングスポット。一生懸命ランニングに励む、たくさんのランナーの姿を見かけます。イタリア人は20歳を過ぎるあたりから急に体型が崩れ始め太ってくる人が多いのですが、さすがここのイタリア人は肥満とは無縁、カッコイイ体型を保っているなあ。
IMG_9348サンタンジェロ城とカモメ。 IMG_0014ヴィットーリオ・ヴェネト通りを走る。ヴェネト通りはボルゲーゼ公園ピンチアーナ門からバルベリーニ広場に向かって延びる、ローマでも有数の超エレガントな通りです。大きな並木道があるので日差しを遮ってくれますが、やはりここは早朝ランニングが最適(何せここは素晴しいホテルやレストラン、カフェが多いからねぇ(笑))。僕が滞在しているホテルのスタッフの人達には「いつも風の様に出て行って風の様に帰って来る!」と驚かれるんです(笑)
IMG_8667ローマの黄昏時を走る。ローマの松や糸杉、クーポラなどがシルエットのように美しいです!

By 管野滋樹
Shigeki Kanno/Opera Singer

ナポリ

カラヴァッジョに導かれるように、僕もローマからナポリにやって来ました。
IMG_9124実に久しぶりに訪れた南イタリアの大都会ナポリ。「ナポリを見て死ね Vedi Napoli e poi muori 」という有名なフレーズは最初に誰が言ったのかは知りませんが、それにしてもなんて混沌とした街なんだろう。ナポリ中央駅からホテルまではタクシーを利用したのですが、あいにく僕が到着した日は大きなデモあり、ウンベルト1世通りは通行止め。ここを通れば最短距離でホテルに行けるのですが、スパッカナポリの路地を縫うようにちょっと遠回りしなければなりませんでした。でも遠回りでイライラしたと言うよりもむしろ、ナポリのタクシーの荒っぽい運転でちょっとした市内ドライブを楽しめました。駅からホテルまでのタクシー料金は、乗車前に定額制でタクシードライバーと交渉しておいたので、走行距離が長かった割にはとても安かったと思いました。ラッキー!もしもメーター制にしていたらかなり高くなっていたはず。写真はナポリの下町、スパッカナポリにて。
IMG_9347ナポリにあるカラヴァッジョの作品といえば、まずはPio Monte della Misericordiaピオ・モンテ・デッラ・ミゼリコルディア教会にある「慈悲の七つの行い Sette Opere di Misericordia 」ではないでしょうか。この教会にはスパッカ・ナポリのちょっと薄暗い路地を歩いてこなければならないのですが、この絵の中に描かれている世界と現実の世界がそのまま繋がっているような錯覚を受けました。教会2階のバルコニーからもこの祭壇画が見下ろせるんですよ。素晴しい!ちなみに慈悲の七つの行いとは、「貧しい人に食べ物を与える」「囚人を見舞う」「水を与える」「衣を与える」「病人を見舞う」「宿を与える」「死者を埋葬する」です。
IMG_9235教会の付属博物館には1860年頃に作られたナポリ製のグランドピアノと、1890年作のベヒシュタインのグランドピアノがありました。「僕は声楽家です」と自己紹介したら、ピアノを弾いてもよいと言われました。ラッキー!とても優雅な音色でした♪
IMG_9133 ナポリのドゥオーモにて。ピオ・モンテ・デッラ・ミゼリコルディア教会からも近いです。
IMG_9100ナポリが世界に誇るサンカルロ歌劇場。平土間席からロイヤルボックスを撮影。この日はプロコフィエフのバレエ『ロメオとジュリエッタ』を見てきました。サン カルロ歌劇場はイタリアの3大歌劇場の1つで、1816年に再建されたほぼそのままの姿を今も保っています。とても壮麗な劇場ですよ。 IMG_9345 ヴォメロの丘からヴェスヴィオ山とナポリ湾を望む。遥かに霞んで見えるのはソレント半島です。
IMG_9197

眼下に広がるナポリ歴史地区をパノラマで撮影!
IMG_9109こちらは今回僕が滞在したナポリのホテルです。スパッカナポリにありますが、とても優雅な雰囲気のホテルです。というかこのホテルのおかげで、スパッカナポリを最高に満喫出来たと思います。ホテルのみなさんもとても親切で素晴しい!ミシュランガイドでも良い評価になっていましたよ。
IMG_9102ちなみにこのホテル、元々は1600年代に建てられた貴族のパラッツォです。バロック様式の美しい広間でとる朝食もこのホテル滞在中の楽しみの1つね。
IMG_9110朝食のブラッドオレンジジュース、フレッシュなマチェドーニアは最高に美味しい!濃厚なフルーツの味を堪能できますよ。イタリア最高!(笑)
IMG_9234今回のナポリ〜ローマの移動はイタリアの高速鉄道.Italo イタロを利用しました。ナポリ〜ローマの所要時間は僅か1時間5分なのでeXtra Largeシート(エコノミークラスに相当)を予約。とは言え日本の新幹線のシートよりもかなりゆったりしていて快適なんですよ。そして安い。e-mailに送られてくる割引クーポンを利用して往復26.08ユーロ(日本円で3,000円弱)!
IMG_9230Stazione centrale ナポリ中央駅。とてもカッコ良く使い勝手の良い駅に変身していてびっくりです!

By 管野滋樹
Shigeki Kanno/Opera Singer