輝かしいサントリーホールの20年

Suntory Hall 20年  Suntory Hall 20年a
   ↑サントリーホール 20周年記念誌 A Celebration of Suntory Hall’s 20th Anniversary

午前中は春の様な暖かさだった東京も、午後から恐ろしいほどの突風が吹き荒れ再び冬に逆戻りした
極端な天気の土曜日です。
さて、前回の僕のブログ記事で、サントリーホールでのリサイタルの話題をとり上げたので、
もう一つこのホールに関係する話題です。
日本の音楽・芸術の殿堂サントリーホールは、皆さんもご存知のとおり2006年10月に開館20周年を迎え、
祝賀ガラコンサートが行われましたが、それから遅れること約1年、
今から2ヶ月ほど前に「サントリーホール20周年記念誌」という本が刊行されました。
豪華な装丁の本で(DVD付き)、内容もきわめて興味深い話が
満載。
今まで時間がなくてゆっくり目を通すことが出来なかったのですが、やっと今週末じっくりとこの本を
読んでみることが出来ました。
サントリーホールが誕生した1986年10月、ちょうどこの年は、僕がヨーロッパでオペラの勉強を始めた
年と重なり、とても思い出深い年でもありますが、実際僕がこのホールの中に初めて足を踏み入れたのは、
ヨーロッパから一時帰国した折、ホールのオープニングから数年後に行われたチェリビダッケ指揮、
ミュンヘン・フィルによるブルックナーのシンフォニーコンサートだったと思います。
このころサントリーホールは開館から短期間のうちに、20世紀を代表する指揮者たち(フォン・カラヤン、
バーンスタイン、ショルティ、チェリビダッケetc)が相次いで出演して世界の超一流オーケーストラを指揮し

彼らの最晩年の名演奏をこのホールで繰広げていた時代です。
僕もマエストロの最後の芸術の炎を享受する事が出来たのは、とても幸せでした。
さて、この記念誌は、サントリーホールの創設者、故佐治敬三さんとホール誕生にまつわる秘話や、
ホール設計に関するアドバイザーとして多くの助言を佐治さんに行った、フォン・カラヤンとのエピソード、
サントリーホールオペラが企画された経緯等々、僕が今まで知らなかった話も数多く、興味がつきません。
また、20年間に出演した多くのアーティスト達の写真が数多く掲載されていて、どの写真も彼らの
パーソナリティーや、その時々の感情を上手く捉えられているものばかりで素晴しい。
ただ、この記念誌は非売品ということで、多くの一般の音楽ファンに読んでもらえないのがとても
残念な気がします。ぜひ多くの図書館にも配布していただきたいですね。

Suntory Hall にて
      ↑サントリーホール前のカラヤン広場で

By 管野滋樹 →プロフィール
  Shigeki Kanno/Opera Singer

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