ロバート・サブダ氏の飛び出す絵本

クリスマスの12日 
これは、大人気の飛び出す絵本作家、ロバート・サブダRobert Sabuda 氏の作品の一つ、
「クリスマスの12日 The 12 Days of Christmas 」です。
こんな緻密な切り絵が、クリスマスの1日目から12日目までの歌詞が、ページをめくる度に飛び出してきて、
子供のみならず大人も夢中になって、彼の絵本の世界にひき込まれてしまいます。
このような紙製の絵本は、デジタルの世界では表現することが難しい、ぬくもりのある夢の世界を
僕達に語りかけて来るのですが、一般的な飛び出す絵本にくらべて彼の作品は、実に立体的で、
手が込んでいて凄い!閉じている時は一見普通の本に見えるのに、本を開くや否や
別世界が飛び出てくるのです。

サブダ氏が飛び出す絵本作家になるきっかけというのは、彼が子供の頃、歯医者さんでの治療の痛みを
忘れさせる為に、彼のお母さんが差し出してくれた本が、飛び出す絵本だったらしく、
このときから、サブダ少年は絵本の世界に引きこまれていったようです。
サブダ氏の作品は童話のみならず、恐竜物や、今日紹介するクリスマス・キャロルをテーマにしたものなど、
幅広い事にもおどろかされます。

さて、「クリスマスの12日」は、ローマ・カトリックの教会歴である12月25日のクリスマスから、
1月6日エピファニア(御公現の祝日)までの12日間を数え歌にした、ユニークなクリスマスソング。
日本ではクリスマスは12月25日で終わってしまうと多くの人が思っていますが、
ローマ・カトリックのクリスマスシーズンは1月6日までとされているのです。
このためイタリアなどでは、クリスマス飾りは1月6日まで飾っているんですよ。
さて、上の写真は「クリスマスの5日目」の歌詞のページです。
5日目はこんな歌詞で始まります。

 On the fifth day of Christmas
 クリスマスの五日目
 My true love gave to me:
 私の恋人がくれたのは
 Five golden rings,
 五つの金の指環
 Four calling birds,
 四羽の囀る小鳥
 Three French Hens,
 三羽のフランスのめんどり
 Two turtledoves
 二羽のヤマバト
 And a Partridge
  in a pear tree.
 ナシの木のヤマウズラ

一見、童謡の歌詞の様にも思いますが、実は歌詞の中に宗教的な暗号が隠されているのです。
この歌詞が出来たのは16世紀の英国。当時ひそかにローマ・カトリックを信仰する人々が、
歌詞に暗号を込めて、彼らの信仰を、歌に託したということなのです。
例えば“五つの金の指輪”とはモーゼの五書を意味し、
“四羽の囀る小鳥”はマタイ、マルコ、ルカ、ヨハネによる福音を意味するという様に、
12日間の歌詞に宗教的意味合いがあるのです。
とても興味深いですよね。今日のお勉強はここまで♪
さて‥
サンタクロース、南青山にて2007-12 
今日の夕方(日付が変って正確には昨日)、この前紹介した青山通りのクリスマスツリー前を通ったら、
サンタクロースがやってきていました!
陽気なサンタさんで、カメラを向けるとこんなポーズをとってくれましたよ~。
 
By 管野滋樹 →
プロフィール
  Shigeki Kanno/Opera Singer

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2 thoughts on “ロバート・サブダ氏の飛び出す絵本

  1. ARE GULINGさんサブダ氏の展覧会が、まもなく開かれるので(東京で12月12日から)、とても楽しみです。

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