ジョシュア・ベル、ストリートミュージシャンに!?

 
この前の日曜日のワシントン・ポストの記事から音楽関係の話題をひとつ。
ワシントン・ポストは世界的ヴァイオリニスト Joshua Bell ジョシュア・ベル氏の協力を得てある実験を試みました。
実験は”純粋に音楽の力のみで、音楽家はどれだけ無関心な人達の心をつかむことができるか?”というもの。
 
実験が行われたのは1月12日の金曜日の朝7:51 ラッシュ時のワシントンD.C. 地下鉄ランファンプラザ構内。
そこに、Tシャツにジーンズ、野球帽を被って、どこにでもいるような白人ストリートミュージシャンに扮したベル氏が現れます(ワシントンの人たちは、ストリートパフォーマーには日頃から慣れ親しんでいます)。そして、ヴァイオリンケースから1713年製の名器ストラディヴァリウスを取り出して演奏を始めます。この駅の利用者のほとんどは政府関係の役人で、クラッシック音楽に精通している人も多いと容易に想像出来ますが、さて何人がこの忙しい時間帯に足を止めて演奏を聴いてくれるでしょうか?何人かは、世界的ヴァイオリニストであるベル氏に気がついて、そのうち人だかりが出来るに違いないと皆さんは思っている事でしょう‥。結果は次のようになりました。
 
 43分間、6曲を演奏中に、
 立ち止まって聴いてくれた人: 7人
 お金を投げ入れてくれた人: 27人
 稼いだ合計金額: $ 32.17
 通り過ぎた人: 1,097 人
   ベル氏と気づいた人: 1人
 
世界的ヴァイオリニスト、ベル氏の生演奏でもラッシュ時の地下鉄構内では、人々から無視されてしまったこの事実に、もっとたくさんの人が立ち止まって彼の演奏を聴いてくれるだろうと予想していた、指揮者のレナード・ スラトキン氏の驚きを隠せないコメントが記事の中に寄せられていました。
東京の地下鉄構内では、ストリートミュージシャンの演奏は禁止されているようですが、これと似た様な実験を東京で行ったらどのような結果になる事でしょうか?
今回の実験のみで判断すると、純粋に音楽のみの力では、多くの人を集めることは難しいようです。
 
↓ワシントン・ポストの記事
 
↓ベル氏がストリート・ミュージシャンに扮して演奏する様子がVIDEOでみれます。
 
 
←声楽曲の名曲の数々を、ジョシュア・ベルのヴァイオリンで
 
 
by 管野滋樹
  Shigeki Kanno/Opera Singer
 
●僕のセカンド・ブログ 滋樹の"Bravo,Bravissimo" もぜひご覧下さい。
 
          人気ブログランキングへ
 
↓今日のThe Japan Times にもベル氏の記事がとり上げられました。クリックすると拡大します。
Advertisements

Leave a Reply

Fill in your details below or click an icon to log in:

WordPress.com Logo

You are commenting using your WordPress.com account. Log Out / Change )

Twitter picture

You are commenting using your Twitter account. Log Out / Change )

Facebook photo

You are commenting using your Facebook account. Log Out / Change )

Google+ photo

You are commenting using your Google+ account. Log Out / Change )

Connecting to %s